2015.03.21
格闘技を行う理由の一つとしてダイエット効果を期待される方も少なくありません。
精神修養ばかりでなく身体機能を向上させ ボディメイキング、ダイエットの効果を期待して行う方が ボクシング、キックボクシングを始められるケースが増えてきました。
特にウエイト制の競技ではダイエットをPRしてジムや道場の練習生を募集している施設も少なくありません。
特に最近では女性にも人気のボクササイズやキックボクシング。
格闘技人気もありダイエットができ護身術も学べるのであればという感覚で女性の練習生も確実に増えてきました。
ダイエットの目的は単純に体重を減少させることではなく 脂肪のみを減少させることです。
脂肪のみを減少させるダイエットを行ってもどうしても痩せることができない部位もあります。
腹部周り、二の腕、大腿部内側の部位が運動や単純なダイエットでは脂肪を減少させることが困難な部位なのです。
そこで従来は美容外科で脂肪吸引が行われてきました。
しかし、脂肪吸引はリスクも大きくこれまでに死亡事故や脂肪吸引した部位の凹凸やトラブルが後を絶ちませんでした。
メディアでも美容外科クリニックでの脂肪吸引後の死亡事故はこれまでも何度も報道されてきました。
では、リスクなく脂肪だけを除去する方法があるのでしょうか?
そこで脂肪吸引より安全で確実に脂肪が除去できる方法、薬剤が開発されました。
メソセラピーという治療です。
αリポ酸やフォスファジルコリンといった薬剤をカクテルして脂肪へ注射して脂肪溶解を図る治療です。
脂肪吸引よりはるかにリスクが少ないこの治療法も治療後は赤みや腫れ、熱感、内出血などの症状が起こり最低でも5回以上行わなければ満足な効果は得られませんでした。
そこで 近年、痛みを伴わず リスクなく確実に部分やせができる治療が開発されました。
これは高周波の先端テクノロジーを進化させた治療なのです。
今回は最先端の脂肪破壊・吸収させる部分痩身テクノロジーをご紹介します。
▼夢の痩身テクノロジ
ヴァンキッシュは、医療現場でタルミ治療や部分痩身で使用されているRF波(ラジオ波)の中でも、皮下脂肪に選択的に高い熱を与えることができる特殊な周波数のRF波を採用し、ポカポカと暖かいRFエネルギーを照射するだけで、部分痩せとサイズダウンを実現した最新の痩身治療です。
今までにも機械を使用した痩身治療は、色々と行われてきました。氷結(クライオ)、低出力レーザー、接触型RF、超音波、焦点集中型超音波などの様々なエネルギーを使用した痩身治療が行われていますが、効果の高いものは痛みや侵襲性が高く、侵襲性の低いものは、治療時間がとても長かったり、効果が今一つだったりといった不満の声があり、より安全で、効果の高い治療法が待たれていました。
ところが、ついに昨年(2013年)、英国のBTLテクノロジーズという会社から、世界初の非接触型マルチポーラRF方式を採用し、痛みのない効果的な脂肪減少を実現したヴァンキッシュが米国学会で発表され、またたくまに全米、世界に広まっていきました。
ヴァンキッシュ治療では、RFエネルギーを非接触で照射することのできる専用パネルを体の痩せたい部分にセットし、RFエネルギーを照射します。照射されたRFエネルギーは、脂肪細胞に直接作用し、広範囲の脂肪細胞をアポトーシス(細胞死)と呼ばれる状態に導きます。アポトーシスを起こした脂肪細胞は、老廃物として代謝され体外に排出されます。脂肪細胞の数が減少するため、リバウンドもしにくいのです。
痛みもなく、ポカポカと暖かいRF波エネルギーを浴びて30分寝ているだけで気になる部分をサイズダウンできる!まさに夢の痩身治療が生まれました。
▼ヴァンキッシュのメカニズム
ヴァンキッシュは、非接触型マルチポーラRFという方式を採用しています。通常のRFの機械は、モノポーラ式又はバイポーラ式といってハンドピースの照射部に電極が一つないし二つついていて、ジェルやオイルを塗った皮膚にその電極部を密着させてエネルギーを照射します。接触状態が悪いとスパークといった火花が飛ぶような現象が起き、火傷の原因になります。高いエネルギーを照射する機械の場合には、皮膚の冷却システムを搭載している場合もあります。
ヴァンキッシュのエネルギー照射パネルは、可変式のドーム状になっていて皮下脂肪の気になる部分に被せるようにして使用します(皮膚には触れません)。このドーム状になったパネルの左右の極性が1秒間に2700万回交代し、無数の電極からエネルギーが照射されている状態を作り出し、脂肪細胞を温めていきます。皮膚に電極を密着させる必要がないため、スパークの心配もなく、脂肪細胞に直接作用するため、皮膚の冷却も必要ありません。
脂肪組織に直接作用する、ヴァンキッシュの選択制の秘密はその周波数にあります。レーザー光は、波長と呼ばれる種類によって、メラニンに反応するものは脱毛やシミ取りに、ヘモグロビン(血液)に反応するものは赤アザや毛細血管の治療に、水分に反応するものは、しわやたるみの治療といったように目的に合わせて使い分けられています。
それに対しRFエネルギーは、今まで照射した部分の組織すべてを温めるといった使い方がされていただけで、治療目的によって種類を選ぶということがありませんでした。しかし、実際には、RFエネルギーも周波数といった種類によって、皮膚や脂肪、筋肉といった組織のどこに作用しやすいかといった特性があるのです。
ヴァンキッシュを開発したBTLテクノロジーズ社は、元々、筋肉や骨の痛みの治療などに使用する高周波治療器などの理学療法の機械を製造していた会社でRFエネルギーと生体との関係に関する実験データをたくさん持っていました。そこで、BTLテクノロジーズ社は、皮膚・脂肪組織・筋肉でのエネルギーの導電性(流れやすさ)と分極性(分解されやすさ)のデータに着目し、皮膚や筋肉を温めにくく、脂肪を温めやすい周波数を採用した痩身機器の開発を行ったのです。それがヴァンキッシュです。
ヴァンキッシュを照射すると、最初の5分~10分で皮膚の温度は40℃前後に上昇します。この時、皮下5㎜~15㎜ぐらいの部分の脂肪組織の温度は、アポトーシスと呼ばれる細胞死を起こすのに必要な45℃前後まで上昇しています。40℃というのはお風呂やシャワーの温度ぐらいですから、皮膚の表面はポカポカと暖かい程度ですが、皮下脂肪は細胞が死んでしまうような温度まで熱くなっているのです。しかし、脂肪細胞には神経がないため痛みや熱さを感じることはありません。アポトーシスを起こした脂肪細胞は、老廃物として代謝され体外に排出されます。
そのまま、30分エネルギー照射を続けて、治療は終了です。
治療を終えるころには、深部体温の上昇により全身がポカポカと温まりうっすら汗をかいてきます。
部分的に少し熱い感じがしますが、我慢できないほどの強い熱さは感じません。
代謝も良くなりますし、内臓脂肪の減少にも有効性が確認されています。
ーー ヴァンキッシュ治療の実際
ヴァンキッシュ治療は、1回30分で終了します。ベッドに横たわり、スペーサーとよばれるシートを皮膚の上にのせます。その上からアプリケーターとよばれる照射パネルをセットし治療を行います。照射パネルは20㎝x70㎝と大きく一度に広範囲の照射が行えます(腹部+脇腹など)。治療が終了したら、軽く汗を拭く程度ですぐに帰宅することができます。
治療直後から日常生活は普段通り行うことができ制限はありません。
施術後も痛みや違和感はありません。
ヴァンキッシュ治療は、通常1~2週間に1度のペースで5-10回行います。効果には個人差がありますが、治療数日後から徐々に効果が現れてきます。米国での臨床試験では、腹部の4回治療で平均5㎝のサイズダウンが報告されています。しかし最終的な効果は治療終了1-2ヶ月後に確実に現れます。
ボディメイキングが寝ているだけで可能な時代が到来しました。