2015.01.23
2014年12月13日、14日に三重県の総合リゾート合歓の郷におきまして「第1回 AMSAゴルフプレミアム強化合宿」が開催されました。
目的は次世代のトップアスリート育成と医学的根拠があるトレーニング法の開発、実験研修として現在、日本を代表するトップアスリートの指導者、専門医、研究者が集まりプロゴルファーやプロゴルファーを目指すアスリート、トレーナーの指導を行いました。
これまでアスリートの合宿といえば、そのほとんどがトレーナーとアスリートだけで行われてきました。
フィジカルトレーニングのみが重視され コンディショニング、ケアなどはなおざりにされ、体力向上、根性の強化、競技技術の向上など古い体質の合宿が現在も各所で行われています。
医学的根拠があるトレーニング法は、コンディショニングに始まりケアに終わります。
アスリートの身体をトータル的にパフォーマンス向上できるように導くものです。
医学的・・・という名称が付く以上、専門医集団による多方面からのアプローチや研究開発、エビデンスがあるトレーニングが必須事項です。
しかし、巷では、医学的、メディカルという名称をつければ トレーニングの質が上がったように錯覚させ医師が一切関与しないトレーニングセミナーや講習会でも頻繁に使用されることも近年多くなってきたので注意が必要です。
海外の医師が開発したとうたって 医学的トレーニングセミナーを国内の医師の関与は全くなく高額の講習費用で開催する業者も存在します。
そのセミナーの内容も医学とはかけ離れたレベルのことも少なくありません。
国内のトレーナー認定資格は玉石混合
これは、トレーニング業界におきましてトレーナーのライセンス制度が国家資格ではなくあくまでも各団体の認定制度で その質に大きな差があること、営利目的だけで運営されている団体やセミナーが少なくないことが原因です。
トレーニングもエビデンスが確立したり 実際の検証や安全性、効果も確認されていないものも少なからず存在し 大きなリスクをアスリートへもたらすケースも後を絶ちません。
加圧トレーニングも本来素晴らしい可能性を秘めているトレーニングの一つですが、数日の講習で加圧トレーナーの資格を取得でき、自称加圧トレーナーが いきなりアスリートを指導したり誇大な広告でダイエット効果を謳ってトラブルを起こしているケースもあります。近年では、横紋筋融解症など重篤な合併症も報告されリスク管理が大切なトレーニングです。
AMSAでは専門医だけではなくあらゆるスポーツ分野の専門家、指導者、トレーナーを理事、評議員として 安心してアスリートのみならずジュニア、高齢者、一般の方でも指導を受けていただくことができる指導が医学的根拠を背景に行えるトレーナーの育成を国内で初めて行っていきます。
特に、自律神経という人間のソフトウエアの部分の強化こそ次世代の医学的トレーニング法、コンディショニング法、ケア法であり 指導者が絶対に知らなければならない知識です。
そのためのカリキュラムを既に大手カルチャースクールとの協議もスタートして日本発の新しい トレーナーライセンスを取得できるプロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトを支えるのが我々、小林弘幸教授を中心とした順天堂大学医学部病院管理学教室で自律神経の研究と、先端トレーニング、健康法の開発です。その結果 開発されました、セル・エクササイズは臨床やアスリートのパフォーマンス向上で大きな成果を得て、今回のAMSAの合宿でもその有効性が明確に確認されました。
医学的根拠(エビデンス)のあるトレーニングはアスリートの健康、スポーツに大きな貢献が可能となり肉体のみならず精神も豊かにできます。
AMSA認定トレーナーは医学的根拠をベースに指導できるスキルを身に付ける
AMSAではトレーナー育成、教育のためのプログラム開発を行い 履修プログラム終了者には認定試験を行い、合格者にはライセンスを発行します。 これによってAMSA認定トレーナーとしてしっかりした医学的根拠があるトレーニング法指導を行うことができるようになります。
また、AMSAでは企業との提携を行い認定トレーナーの雇用の促進をサポートします。
AMSA認定トレーナーはジュニアから高齢者、そしてトップアスリートのパーソナルトレーナーが担当できるまでのクラス別にプログラムを実践的に履修し、スキルアップできるように講座を 教育機関との提携で開講予定です。
アドバンスレベルのトレーナー講座のプログラムですが、最低限の医学的知識が必須になります。
さらにトップアスリートのトレーナーの指導できる最低限の知識を履修するマスタートレーナー養成講座プログラムでは、最先端の栄養学の知識を履修します。
また、最新のトレーニング機器、身体計測システムに精通し多くの先端テクノロジーを理解し使いこなすことができる即戦的プログラムです。
アスリートの使用する機器のみならず、ウエア、シューズなど素材や機能を基本から学び実践応用できるようなプログラムが導入されています。
これまでのスポーツ・トレーニング専門学校や各種セミナーでは全く無視されてきた分野も履修できます。
これらのプログラムを履修し認定試験に合格して一定時間の研修実践プログラムを終了すると AMSAにおけるトレーニング指導者への道も開けます。
専門医によるスポーツ医学プログラムはまず 従来のスポーツ・トレーナー専門学校では履修できません。まして各種団体が主催するセミナーでは講師のギャラの関係もあり第一線の専門医が講義に当たることは困難です。
しかし、AMSAでは多くの各分野の専門医がその講義を担当します。
医学・・・という名称が付く以上、専門医が適切な指導が必須となります。
また、東洋医学的知識も学ぶことができます。
トレーナーを指導するスキルを身につけるためには各種スポーツ現場の状況を知り対応できる能力を身につけることが必須となります。そこでAMSAでは、各種スポーツ現場で研修できるプログラムをサポートしています。
このプログラムも従来のスポーツ関連トレーナー団体のセミナーや講座では履修できない実践的かつ即戦力としてのトレーナー教育プログラムとして開発されています。
さらに、PRP療法や半導体レーザー治療、スポーツ歯科治療などを行う医療現場での研修もプログラムの中に導入するように準備を進めています。
実際の医療現場での治療やケア法を見学することで医学的知識をさらに深めます。
AMSA認定トレーナーは多くの専門医療機関を背景にネットワークを構築しトレーナーとして独立されてもスペシャリストのチームからのサポートも受けることが可能です。また、絶えず最先端の知識や情報を得ることができます。
AMSAではトレーナー育成にとどまらずアスリートの支援プロジェクトもスタートします。2020年東京五輪で活躍する可能性があるアスリートをAMSA強化指定選手と認定しあらゆるスペシャリストからのサポート、トレーニング指導を受けることが可能となります。
2015年度には、AMSA強化指定選手のセレクションも予定しています。
既に多くの企業からオファーがありますアスリート支援のためのサプリメント、トレーニング機器、ケア、コンディショニング器材の研究開発を行い、有用な商品に関しましてはAMSA認定商品としてアスリートに安心してご使用いただけるような検定研究もスタートする予定です。AMSAの今後の活動にご注目いただけましたら幸いです。
AMSAとは?
Advanced Sports Medical Academy(AMSA) 先端スポーツ医科学アカデミー
http://www.amsa.jp/
順天堂大学医学部 小林弘幸教授を代表理事、同非常勤講師 末武信宏 を代表副理事として設立された一般社団法人 AMSA(Advanced Medical Sports Academy) 先端医科学スポーツアカデミーでは、医学的根拠があるコンディショニング、トレーニング、ケア、健康法の普及のため新しいトレーニング法の研究・開発、教育プログラム作成、 各レベルのトレーナー認定試験、ライセンス発行を行います。アスリートのセカンドキャリア支援も行います。
AMSA は、スポーツ業界を始め多種多様な業界からのご支援、ご協力、ご参画で設立されました。
評議員には国内を代表されますスポーツ分野をはじめ 各分野のトップ指導者が就任されることになり、今後国内におけますトレーニング指導者の教育、育成にも努めてまいります。
また、アスリートのセカンドキャリアを支援し障害者スポーツの支援など 2020年東京五輪へ向けてスポーツ・トレーニング業界にとりましても大きな第一歩を踏み出すことになります。
AMSAの目的
医学的根拠があるエクササイズ、トレーニング、健康法の普及と指導者の教育・育成
医学的根拠があるエクササイズの研究開発
上記に付随する 器具・機器の開発
セル・エクササイズの認定試験、ライセンス発行
会員への最新情報の提供
スポーツ関係者やアスリートが現役引退後 トレーナーになりたい・・・と考える方は、少なくありませんが、専門の教育機関が少ないばかりか 専門学校を高額な学費や講習料を支払っても安定した勤務先が少なく、せっかくの知識や技術を活かして収入を得ることが極めて厳しいのが現況です。
そこで AMSAでは、医学的根拠があるコンディショニング、トレーニング、ケア、健康法の普及のための研究や開発だけでなく アスリートのセカンドキャリア解消 障害者スポーツの支援も行います。
教育プログラムも専門医を中心として各分野のスペシャリストが作成、担当し国内で最高峰のシラバスを受講生やトレーナーを目指す方々へ提供できる準備を行っています。
最高のランクの資格を取得すれば、トップアスリートの年間契約のサポート、AMSA認定講師など 資格取得後の業務が保証されます。
従来の各団体が認定したトレーナーでは資格を取得しても業務がなければ 労力と時間と費やした受講料が無駄になります。
AMSAトレーナー育成はその講義内容や実践知識、医学的バックグラウンドから確実に教育現場、企業、スポーツジム、高齢者施設、トップアスリート指導現場で活躍できます。
このようにAMSAではトレーナーとしての最高峰のライセンスシステムを準備しています。
トレーナーとしての真のスキルを身につけ正しいトレーニング法や健康法の指導ができるような教育システムをAMSAでは準備しています。